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フルトヴェングラーのコンサート

解読・全演奏記録

フルトヴェングラーのコンサート

演奏記録を徹底的に読み込み、解析、分析し明らかにする巨匠の真の姿。録音でしか語られなかった時代の常識を覆す、驚愕の書!

著者 山下 山人
ジャンル クラシック音楽
クラシック音楽 > 指揮者
シリーズ 叢書・20世紀の芸術と文学
出版年月日 2015/12/25
ISBN 9784865980073
判型・ページ数 A5・400ページ
定価 本体4,600円+税
在庫 在庫あり
 
 

目次

まえがき
Ⅰ 演奏会の全貌
 1 WFはいったい何回演奏会を指揮したのか
 2 WFは何人の作曲家の作品を何曲、何回演奏したのか
 3 WFはどのオーケストラを何回指揮したのか
Ⅱ 誰のどの作品をいつ演奏したか
Ⅲ 「戦争」はフルトヴェングラーに何をもたらしたのか
 1 ユダヤ人作曲家の演奏記録
 2「戦争」はWFのプログラムにどんな影響を与えたか
 3 BPO演奏会のソリストに見る第2 次世界大戦の影響
Ⅳ フルトヴェングラーは「同時代音楽の擁護者」か
 1 WFは同時代音楽の「擁護者」だったのか
 2 WFの同時代作曲家の演奏記録を見る
 3 ナチス系の同時代作曲家の演奏記録を見る
Ⅴ フルトヴェングラーはどの国の作曲家の作品を指揮したのか
Ⅵ フルトヴェングラーはどんなソリストと共演していたのか
 1 WFが共演したピアニスト、ヴァイオリニスト、チェリスト
 2 ユダヤ人演奏家との共演記録を見る
 3 ユダヤ人以外の主な共演者たち
Ⅶ フルトヴェングラーのオペラ・舞台上演、および室内楽
その他、プログラムに関する余談

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内容説明

まえがき~目次までお読みいただけます。こちらをクリック→pdf

【内容~本書で明らかになるフルトヴェングラーの姿~】

いったい何回、指揮したのか

何人の作曲家の作品を何曲、何回、演奏したのか

どのオーケストラを何回、指揮したのか

オーケストラ別のプログラムの特徴

どの国、どの都市で指揮したのか

誰のどの曲をいつ演奏したか

「戦争」はフルトヴェングラーに何をもたらしたか

ユダヤ人作曲家の曲は、いつ、どこで何を演奏したか

第1次世界大戦がプログラムに与えた影響

第2次大戦勃発後のプログラムの変化

ヒトラーは何回、フルトヴェングラーを聴いたのか

ナチス系ソリストとの共演の数と曲

ベルリン空襲下の演奏会では何が演奏されたか

BPO演奏会のソリストに見る第2次世界大戦の影響

フルトヴェングラーは「同時代音楽の擁護者」だったのか

同時代作曲家の演奏記録

世界初演したのは何曲か

新曲のプログラムでの割合は

どの国の作曲家の作品を指揮したのか

どんなソリストと共演していたのか

共演したピアニスト・ヴァイオリニスト・チェリスト

ユダヤ人演奏家との共演記録

 ―その他、あらゆる角度からフルトヴェングラーを分析する。

【著者の言葉】

本書は、判明している限りの膨大な演奏会の記録データを集計し、さまざまな角度・観点から分析し、フルトヴェングラーの人間性にまで迫ろうというものだ。

 なぜ、そんな面倒なことをするのか? その答えは、この国のクラシック音楽評論界に対する筆者の「疑問」というか「怒り」にある、ということに尽きる。この国の業界では、特に1960年代から1970年代、演奏家に対しレッテルを貼り、「決めつけ」を行なっていた。たとえば、

 「フルトヴェングラーはマーラーの交響曲を振ったことがない。」

 情報に乏しかった我々は、当時これらのレッテルを無条件に信用していた。

 しかし、これらの多くが事実と違っていたことは、その後ネット社会の発展とともに次々と証明されている。そうなったのは「レコードのみの情報で演奏家を判断するこの国の業界の体質」が原因である。この体質は現在でもなお続いていると言えよう。もちろん、レッテルを貼ったり決めつけたりしたほうがレコードを売りやすいのだから、営業上致し方なかった面もある。そこは否定しない。でも、時代は変わったのだ。

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